魅せる箱 ~田中ケースだから作れる箱があります。~

   一般的には難しいとされるご要望の数々に応え、理想的な箱をご希望に応じた数量で作り上げるのが、弊社独自の生産システム。
  職人の手と個別オーダーメイド体制が可能にする、高い技術力の一部をご紹介します。

ラインがすっきり、角はくっきりと綺麗な箱に仕上がります。

  職人の技が活きるからこそできる「田中ケース」の箱は、「ストレートライン」と「角」が織りなす美しい形状を誇ります。
  ティーカップとソーサーなど、高さや奥行きが異なってもセットで収め、その高級感をひときわ演出できる上質な箱を作り出せます。

開閉がバネ丁番の美しい箱もお任せ下さい。

  箱の形状が千差万別のオーダーメードでは、バネ丁番の実装は手作業でなければ難しいです。
  「田中ケース」では、京都の職人による手作業によって、外丁番(そとちょうばん)、内丁番(うちちょうばん)を問わず、美しく取り付けることが出来ます。

収納性も兼ね備えた、あらゆる内装も対応できます。

  サテン生地やベルベット生地、縮緬(ちりめん)やウレタンなどの様々な内装を、収納する商品に応じて提案し、実装いたします。
  また、必要に応じて仕切りを設けるなど、紙器はもちろん桐箱であっても、高い収納性を兼ね備えた内装に仕上げます。

特殊な外装紙出でも美しく貼り、完璧に仕上げてみせます。

  弊社が開発した特別な糊によって、和紙や西陣織、金襴、大島紬などの特殊な素材も外装紙としてお使いいただけます。
  このような独自のノウハウを応用する難しい作業にもまた、「田中ケース」の誇る職人主体の生産システムの強みがよく表れています

どのようなご要望にも応えます。

  例えばアルミケースに小窓をつけるなど、ご要望には可能な限り全力で応え、量産にも対応します。
  完全オーダーメイド体制で様々な箱作りに全力を注いできた経験を活かし、ご希望に沿った箱を美しく仕上げてみせます。

仕上がり(身とフタの余裕)

  身とフタの隙間に余裕がありすぎれば、ガサガサになり風合いや見栄えが悪くなります。
  弊社では、可能な限り開閉時に心地よい印象を受ける隙間を開けています。
  是非、実際手に取ってさわり心地を確かめて頂きたいものです。

はね出し(フリップ)

  弊社では、貼り箱の身に開閉補助に“はね出し”をつけることもできます。身と蓋の隙間はほとんどなく、密閉性を高くし、蓋だけを持っても箱の身を落とさないようにすることもできます。
  身の芯材と外装紙もほとんどずれを生じさせず貼り合わせています。芯材や外装紙の厚さ自体には、0.24mm±0.02mm(許容誤差)のような製品規格はありません。
  業界では、紙の厚さを通常重さで表現し、厚さには保証がなくばらつきが生じます。納品資材の製品誤差が不確かな状態で製品を製造することになります。
  これは、工業的に均一な品質の製品を生産するには不都合な商慣習です。弊社ではこのような状況で、この写真のような製品の仕様を実現し、一年中、四季を通じて量産しています。これは、実は大変精度が求められ、高度な技術が必要です。

縦の箱、横の箱

  外装紙には耳と呼ばれる、重なりの箇所があります。風合い上、重なりは視界に入らない位置にすることが望ましいものです。長方形の短辺にこの耳を配置すれば製造が容易になります。
  しかし、収納物の形状がワイングラスのような縦長の箱でこのように製造すれば耳が正面に配置されるため、風合いが悪くなります。このように配置する同業他社も多くあります。
  弊社では、お客様に不都合が生じない限り縦の箱の場合、耳を長辺に配置し風合いを重視するようにしています。